ポーの一族3巻(ネタバレ)

当ページのリンクには広告が含まれています。

ネタバレあります、ご注意ください

目次

小鳥の巣 ー遥かなる一族によせてー

ちょっと長いお話です。

全部がこの小鳥の巣の中の出来事です。

エドガーとアランはガブリエル・スイス・ギムナジウム(高等中学)にいます。

二人の楽しそう?な学校生活が見られます。

同じギムナジウムのお話で『トーマの心臓』があります。

この小鳥の巣が原案になったという説もあります。

そうそう、エドガー・ポーツネル アラン・トワイライト というのが二人のフルネームです。

ロビン・カー

彼らの目的はロビン・カーをむかえに来ることだった。

ミッドランドで一人ぼっちだった小さなロビンに、自分たちは天使だと教え、

大きくなったら迎えに行くと約束した。

2年前、約束通り、ミットランドに迎えに行ったものの、そこにはいなかった。

探してこの学校にいることを知ったが、

もう自分たちのことを天使と信じていないことを恐れていたので、

いそがなかった。

エドガーとアランは間に合わなかった。

ロビン・カーは、おととし図書館のうえの張り出し窓から川へ落ちて死んだ。

キリアンが、落ちるロビン・カーの最後の言葉を聞いていた。

ージュールヒアー

エンジェールカミングアイムヒア!

天使がきた!ぼくはここだよ!

まだ天使が来ることを信じていたロビン・カー

懐中時計

先生の持っている懐中時計の内ぶたに、メリーベルとそっくりな少女をアランは見つけた。

そして盗んで手に入れる。

懐中時計のことがエドガーにばれて、逆上するアラン。

アランはエドガーの一番でなくては嫌な駄々っ子。

メリーベルに出さえ嫉妬する始末。

『どうしてメリーベルをほおっておける?

もうひとつにとけこんでいるんだよ

ぼくとメリーベルはふたりしてきみを愛しているよ

それでなぜいけない?

なぜここにこうしているってことが答えにはならない

なぜだまってきみのそばにいるだけでは』

もちろんエドガーはアランが大切。

懐中時計のことは先生には自分がとって川に捨てたと告白して、決着させたエドガー。

マチアス

マチアスに時計の事がばれてしまい、大事にしていたバラを枯らしたアラン。

アランのことが好きになり始めるマチアス。

温室でエドガーとアランはバラを枯らしているところをマチアスに見つかる。

気づかれた、そして仲間にするために生気を吸い取る。

変化し目覚めるのを待つ。でも・・・

キリアン

エドガーはおせっかいなキリアンが気になる。

創立祭にやる寸劇『お気に召すまま』のロザリー姫をエドガーが

オーランド役をキリアンが演じることに。

劇の前、キリアンは仮死状態のマチアスを見つけ、エドガーとアランの正体に気が付く。

ロビン・カーを探しに来たという二人に、

キリアンは自分がロビン・カーを死に追いやったのではないかと負い目があるので、

正体をばらせない。

劇の最中、ロビン・カーの遺体が発見されて劇は中止に。

キリアンは目覚めたマチアスをくいで殺した。

その時、首筋をかまれる。

バンパネラの血がキリアンの体内に・・・

彼は自分もいつかマチアスみたいになるんじゃないかと恐れながら生きていくことになる。

そして何事もなかったかのように、エドガーとアランは学校を去った。

目次